一般診療所雑学帳

病院と一般診療所の各ポイントでの違い

2016年12月05日
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私達が病気や怪我をしてしまった際に、お医者さんにかかる場合が多いでしょう。そこでふとクリニック、医院、診療所など、種類がある事に気づきます。しかしこれらには、幾つかの違いがあるという事は、あまり知られていないかもしれません。大きくみて、病院と一般診療所に分けられます。まずこれらの違いとして、ベット数が挙げられます。前者はベット数が20床以上の医療機関の事を指します。後者はベットが全くないか、19以下の医療機関を指します。

またベット数以外にも、要因があります。例えば必要なスタッフの数にも差があります。前者は3人以上の医師がいなければなりません。そして患者さんが3人に対して、看護師が1人いる事も決められています。更には薬剤師も1人いる事が最低条件です。一方後者は、医師が1名必要とされているだけで、看護師や薬剤師の人数は定められていません。また初診料もそれぞれ異なる様です。初診料は、診療所の方が高いとされています。これには理由が存在し、病院の初診料を安くする事によって、初心はなるべく開業医に任せる事にして、なるべく入院が必要な患者さんの診察を行うという、医療機関の機能の分化という方針を政府が進めている事によります。

また診療所やクリニックは、医師で無くても開く事ができます。診療所は、市町村、医療法人、社会福祉法人などといった法人が設立する場合もあります。この二つの違いを良く理解して、今後の医療機関選びの参考にするのも良いでしょう。


 

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